上信電鉄 富岡製糸場世界遺産登録応援電車

連休後半を迎え、各地の観光地も賑わっているようです。今年の6月にユネスコ世界遺産に登録される見込みとなった群馬県富岡市富岡製糸場も観光客が長蛇の列を作っていると、今日のニュースでも伝えています。
さて、この世界遺産登録は、地元では悲願であり、長年にわたりさまざまなアピール活動をしてきました。そのひとつに、高崎から富岡に行く公共交通機関として重要な役割を果たしている上信電鉄の取り組みがあります。
同社では、観光客や沿線住民に富岡製糸場世界遺産登録を訴えるために、2005年12月よりデハ200形+クハ300形の1編成(デハ204・クハ304)の車体にレンガ模様を描き、世界遺産登録PR電車として運行してきました。同社では旧型車になる200形は古くからの塗装がもともとレンガ色に近い色合いだったことや、文字はしっかり読めてかつ派手過ぎることもない、しゃれたデザイン電車として好評でした。
このたび、悲願が叶って世界遺産登録が6月に正式に決定したら、是非その御祝い電車を運転してもらいたいと思います。御祝い車両がどんなデザインになるのか、また10年近くにわたり登録推進PR電車として活躍して来たデハ204+クハ304の今後の処遇も注目されます。(写真は2010年10月の撮影です)

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上州富岡駅にて 群馬サファリパークラッピング車とすれ違い

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世界遺産登録の願いを手書きで

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群馬県宣伝部長 ぐんまちゃんも一役

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車内では世界遺産登録予定地の解説広告も

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前面には製糸場入り口に掲げられている明治五年の銘文が 高崎駅にて