祝!!「富岡製糸場と絹産業遺産群」世界遺産に登録決定!!祝

今日21日、カタールの首都ドーハで開催中のユネスコ(国連教育科学文化機関)の第38回世界遺産委員会において、日本が推薦していた「富岡製糸場と絹産業遺産群」(群馬県)を世界遺産文化遺産)に登録することが決定されました。昨夜の会議開始以来かたずを飲んで期待していた地元の方々は大変喜ばれているとのこと。まことにおめでとうございます!
日本の世界遺産登録は昨年の富士山に続き18件目になります。内訳は自然遺産が知床・屋久島など4件、文化遺産が奈良・京都・平泉・日光・宮島・琉球王国のグスク(沖縄)など14件で、明治以後の近代の産業遺産が登録されるのは初めてという点に大きな意義があります。
 
私は歴史と文化財が好きでよく旅をしますが、数年前に富岡製糸場を見学に行った時も、その多数の建物が往時のままに保存されている保存状態の良さに驚くと共に、ボランティアガイドさんをはじめ、地元の方々がとても熱心に保存活動と観光客への説明や対応に当たっておられる姿に感動しました。
それでも、法隆寺清水寺のような長い歴史を重ねてきた文化遺産に比べて、西洋には各地にあるようなレンガ造りの工場建築を中心とした富岡製糸場は、はたして世界の宝として認めてもらえるのだろうかという素朴な疑問を持って見学したのを覚えています。確かに日本の近代史にとっては貴重な遺産だろうけれどと・・・。
それだけになおさら、今日の登録決定が嬉しいのです!
本当におめでとうございます!地元の皆様の情熱とたゆまぬ努力が実ったものだと思います。これからも、大切に守ってゆきたいものです。私も何かそのお手伝いが少しでも出来ればと思っております。