お堀の桜と中央・総武線 2011.4.11
私は通勤で中央線に乗ると、このお堀沿いで四季折々の車窓を楽しんでいます。特に、ついこの間まで枯れ木のようだった桜が、みるみる咲き始め満開になる姿を見るのは、春到来を実感できて、心躍るものがあります。
車窓でもそんなに奇麗なのだから、逆に桜並木から電車を見たらまた奇麗だろうと思い、撮影に出かけたのは、奇しくも東日本大震災からちょうど一カ月後の2011年4月11日でした。当時はまだ東京も物資不足などで混乱していて、不安な毎日を過ごしていましたが、力強く咲いた桜と好きな鉄道を見て、しばし心安らぐ思いだったことを覚えています。