萩城址指月公園の桜

もう1週間前になりますが、旅先の山口県萩市の萩城址指月公園ではちょうど満開で春の陽気に照らされた桜を見ることが出来ました。
萩城は長州藩毛利氏の城です。慶長9年(1604)から毛利輝元によって築城が開始され、慶長13年(1608)に完成した城ですが、明治7年(1874)に取り壊され、残った石垣と水堀は国の史跡に指定されています。また唯一残った旧厚狭毛利家萩屋敷長屋は重要文化財に指定されています。萩の城下町は維新の志士達の生家や松陰神社など、幕末維新の史跡が多く残り、国の町並み保存地区や市の文化財指定を受けて有名ですが、この城址も建築はほとんどないとは言え、海にせり出すように聳える指月山(しづきやま)の景色と合わせて大変立派で、長州藩の力を今も示しているようです。
その本丸、二の丸等があった山麓の平城部分は、現在は指月公園(しづきこうえん)として整備されており、年間を通して観光客が多く訪れますが、特に桜の季節は山口県日本海側の代表的お花見名所として賑わいます。歴史史跡でのお花見は、普通の公園では味わえないような風情が感じられます。
 
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